gsimonさんの記事一覧

<archive>Collaboration 田辺 修×大平 奨

2021

2021年3月22日(月)ー3月27日(土)

古木-田辺修

(左から)

大平 奨    景(KEI)0-10「時の落とし物」   100,000円(税別)

大平 奨    景(KEI)0-9 「時の落とし物」   100,000円(税別)

大平 奨    景(KEI)「時の落とし物」   250,000円(税別)

大平 奨    景(KEI)EN-4        250,000円(税別)









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(左から)

①田辺 修    記憶-6 F3号   8,000円(税別)

②田辺 修    記憶-9  SM  キャンバス 砂 赤糸   6,000円(税別)

③田辺 修    記憶-11  SM   キャンバス 赤糸    6,000円(税別)

③田辺 修    記憶-8   SM   キャンバス 赤糸    6,000円(税別)

④田辺 修    記憶-2   0号  キャンバス 砂 赤糸   5,000円(税別)

④大平 奨    景(KEI)-55   30,000円(税別)

④田辺 修    記憶-1    古木 赤糸   20,000円(税別)

④田辺 修    記憶-0   紙   19.5×14cm 5,000円(税別)

⑤大平 奨    景(KEI)E-54   30,000円(税別)

⑤田辺 修    記憶-9 キャンバス 砂 赤糸    6,000円(税別)

⑤大平 奨    景(KEI)E-56     30,000円(税別)

⑤田辺 修    記憶-7    8,000円(税別)









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(左から)

大平 奨    景(KEI)N-166     140,000円(税別)

大平 奨    景(KEI)N-141   100号

田辺 修    記憶-1    古木 赤糸    20,000円(税別)

田辺 修    記憶-0   紙   19.5×14cm     5,000円(税別)

田辺 修    記憶-5.5  ボード 赤糸  45×30cm      12,000円(税別)









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<archive>古市正彦 日本画 展

2021

2021年3月15日(月)ー3月20日(土)

(左から)

「丘の上の鵜鷺」  F0 和紙、膠、岩絵具    ¥60,000(税別)

「古の道化-華を愛でる図①」   M6 和紙、膠、岩絵具  ¥120,000(税別)

「古の噺-真実の実 」  F50 和紙、クラフト紙、墨、鉛筆、インク、クレヨン

「旅するtsuKiにのって①」    F10 和紙、膠、岩絵具   ¥200,000(税別)

「古の道化-華を愛でる図② 」  SM 和紙、膠、岩絵具  ¥70,000(税別)













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(左から)

「華と道化」  P6 和紙、膠、岩絵具  ¥120,000(税別)

「Time capsule」    F100 和紙、膠、岩絵具

「Mandrake」     SM 和紙、膠、岩絵具    ¥70,000(税別)













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(左から)

「紅と道化①」   M6 和紙、膠、岩絵具   ¥120,000(税別)

「眠る森-うずくまる」   F0 和紙、膠、岩絵具   ¥60,000(税別)

「古の道化-華と愛でる図③」  M6 和紙、膠、岩絵具   ¥120,000(税別)

「旅するtsuKiにのって②」    F10 和紙、膠、岩絵具   ¥200,000(税別)

「雨が降る森」   F10 和紙、膠、岩絵具  ¥200,000(税別)

「眠る森 」   SM 和紙、膠、岩絵具    ¥70,000(税別)













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(左から)

サムホール額無しコーナー  各15,000円

F0号コーナー  各10,000円

ファイル  ドローイング・版画  要お問合せ

日本画  「紅と道化②」M20 和紙、膠、岩絵具  ¥300,000(税別)

日本画  「鳥が生まれる丘 」  F4 和紙、膠、岩絵具   ¥90,000(税別)

日本画  「鳥が生まれる森」   F0 和紙、膠、岩絵具  ¥60,000(税別)













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古市正彦  Masahiko Furuichi
1998 多摩美術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
2000 多摩美術大学大学院美術研究科修了

【個展】
1997 Gallery ARK(横浜)
1999 Gallery ARK(横浜)
2001 ギャラリー石川(横浜)
2005 柴田悦子画廊(銀座)
2006 柴田悦子画廊(銀座)
2006  鶴見画廊(横浜)
2007  ART BOX大賞展準グランプリ受賞記念展
2007  柴田悦子画廊(銀座)
2008  鶴見画廊(横浜)
2009 ART BOX大賞展受賞者インビテーション展
2009  plus#3 ”求愛ダンス” ギャラリー四門(横浜)
2010 「新しい街」 GALERIE SOL(銀座)
2012 f.e.i art gallery(横浜)
2013  ギャラリー仁家(横浜)
2014  Shonandai MY Gallery(六本木)
2018  tsuKiの世界 ギャラリーいろはに(大阪・堺)
2019  Galleryジ・アース(鎌倉)
2020  tsuKiの世界、古の噺 ギャラリーいろはに(大阪)
2021  鶴見画廊(横浜)
2021 ギャルリ―志門(銀座)

【グループ展】
1995 グループ展 Big West(八王子そごう)
   神奈川県美術展(県民ホールギャラリー)
1996 グループ展 Big West(八王子そごう)
   県展
   八王子丸井店内作品展示イベント参加
1997 上野の森美術館大賞展(上野の森美術館)
   国際瀧冨士美術賞(日本交通文化協会)
   ハマ展
1998 ハマ展
1999 佐藤国際文化育英財団奨学生展(佐藤美術館)
   ハマ展 協会賞
2000 佐藤美術館コレクション展(佐藤美術館)
   多摩総合美術展
   福井サムホール展 福井新聞社賞
   ハマ展受賞者展 万国橋画廊(横浜)
   鎌倉美術展 奨励賞
   神奈川県美術展(県民ホールギャラリー)
   現代美術小品展 小野画廊(銀座)
   二人展 Gallery ARK(横浜)
   ハマ展
   ROTA展 ガレリア セルテ(横浜)
2001 福井サムホール展 
2003 福井サムホール展 奨励賞
    三人展 ギャラリー石川(横浜)
2004 ハマ展
2005 遊星展 ART STEAGE楽(横浜)
   熊谷守一大賞展
2006 花の絵画展 一花一会 ART STUDIO PEACE PORT
   ART BOX大賞展 準グランプリ
   8人展 ギャラリー石川(横浜)
2007 plus#1 柴田悦子画廊(銀座)
   柴田悦子画廊の十年展 柴田悦子画廊(銀座)
   福井サムホール展
   plus#2 鶴見画廊(横浜)
2008  福井サムホール展
   pothook展 鶴見画廊(横浜)
2009 福井サムホール展
   佐藤美術館収蔵品展 Part2 夏の風景(佐藤美術館) 
    神奈川県美術展(県民ホールギャラリー)
   pothook#2 鶴見画廊(横浜)
2010 福井サムホール展
   マコト フジムラVS若手作家(佐藤美術館)
   臥龍桜日本画大賞展
   しんわ美術展
   pothook#3 鶴見画廊(横浜)
2011 福井サムホール展 大賞
   文芸思潮イラスト部門 表紙絵部門 優秀賞
   pothook#4 鶴見画廊(横浜)
2012 UCHIWA SENSU EXHIBITION(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA)
   花円舞 HFG Hide Fukasaku Gallery(銀座)
   福井サムホール展 佳作      
   pothook#5 鶴見画廊(横浜)
2013 越後湯沢全国童画展(新潟)
   日本画の様々な表現展-作家の言葉-(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA)
   夏のうちわ展(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA)
   f.e.i選抜作品展(f.e.i art gallery)
   多摩美術大学校友会神奈川支部展
   pothook#6 鶴見画廊(横浜)
2014 新春万福!お年賀展(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA)
   越後湯沢全国童画展(新潟)
   OKIMOCHI展(f.e.i art gallery)
   アニマルマニア(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA)
   pothook#7 鶴見画廊(横浜)
2015 新春万福!お年賀展(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA)
   はるひ絵画トリエンナーレ(佳作)
   福井サムホール展 佳作
   うちわ展(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA)
   pothook#8 鶴見画廊(横浜)
   多摩美術大学校友会神奈川支部展(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA)
   しんわ美術展
2016 新春まんぷくお年賀展(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA)
   柴田悦子画廊二十周年記念展
   アートムーブ(大阪)
   夏のうちわ展(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA)
   福井サムホール展
   多摩美術大学校友会神奈川支部展(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA)
   pothook#9 鶴見画廊(横浜)
   蔵書票展 -Exlibris- f.e.i art gallery(横浜)
2017 日本の絵画2016 ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル
    越後湯沢全国童画展 優秀賞
    アート・フェス公募展 三木市立堀光美術館(兵庫県)
    アートムーブ ギャラリーいろはに賞(大阪)
    夏のうちわ展2017(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA)
    福井サムホール展 奨励賞
    しんわ美術展 グランプリ
    pothook#10 鶴見画廊(横浜)
2018 越後湯沢全国童画展(新潟)
   水都の風Ⅱ 江之子島文化芸術創造センター(大阪)
   福井サムホール展
   JIA Illustration Award 2018
   多摩美術大学校友会神奈川支部展(FEI ART MUSEUM YOKOHAMA)
   大野城まどかぴあ版画ビエンナーレ(福岡県大野城市)
   一陽展 青麦賞(新国立美術館)
   一陽展 大阪展(大阪市立美術館)
2019 越後湯沢全国童画展(新潟)
    アートムーブ(大阪)
    神奈川一陽展(横浜市民ギャラリー)
    一陽展(国立新美術館)
    FUKUIサムホール美術展in金津創作の森
2020 TKO国際ミニプリント展2020 東京(東京芸術劇場)→京都(アートゾーン神楽岡)→大阪(ギャラリーいろはに)
    FUKUIサムホール美術展in金津創作の森
2021 「ドローイングとは何か」展(東京都美術館ギャラリーB)
   ART MOVE受賞者選抜展 V 2021(ギャラリーいろはに)ART MOVE/ギャラリーいろはに共催

 
【パブリックコレクション】佐藤美術館、福井カルチャーセンター、湯沢町、津山しんわ財団(津山信用金庫)

<archive>「万葉集と日本画」展

2021

2021年3月8日(月)ー3月13日(土)

ゲスト:中島千波

書:熊谷雲炎

※この展覧会は現代の日本画家が万葉集の中から一首選び、その歌からイメージを汲み出して各作家が描いたものです。

中島千波(賛助出品) 「春宵梅」 2020年作  F8    6,400,000円(税別)

ぬばたまの その夜の梅をた忘れて 折らず来にけり 思ひしものを    巻三(三九二)・大宰大監大伴宿禰百代

【現代語訳】
ぬばたまのような暗い夜に咲いていたあの梅の花をつい忘れて手折らずに来てしまった。かねてからあのひとのことを思っていたのに。

【解説】
大伴百代がかねてから大切に思っていた梅の花を手折らずに帰ってきてしまったことを悔やんだ一首ですが、梅の花を想い人に譬えた恋の歌です。「ぬばたま(射干玉)」はヒオウギという草の実のことですが、この実が真っ黒であることから、「ぬばたまの」という「黒」「夜」などにかかる枕詞として用いられるようになりました。
梅は桜と違って日本に自生していた植物ではなくて、その起源は中国だと言われています。万葉時代は梅が渡来して間もない時期であったと考えられ、梅を知るのは貴族など一部の特権階級に限られていました。なので当時未開の地とされた東国で詠まれた東歌には梅は1首も登場しません。高貴な花だったのですね。ちなみに新元号「令和」の出典は万葉集第五巻「梅花歌」の引用です。













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(左)桒原雅美 「強く儚きもの」 M10号 80,000円(税別)

我がやどの 夕蔭草の白露の 消ぬがにもとな 思ほゆるかも    巻四(五九四)笠女郎

【現代語訳】
わが家の庭の夕映えの中に光る草の白露のように消えてしまいそうなほどに心が切なく思われます。

【解説】 笠女郎(かさのいらつめ)が大伴家持に贈った二十四首の相聞歌のうちの一首。 「夕影草(ゆふかげくさ)」は夕日の射す中で光る草。 そんな「わが家の夕映えの中に映える草の白露のように消えてしまいそうなほどあなたを思って切ない心です」と、家持を思う恋心の切なさを訴えかけています。万葉集には多くの恋歌が集録されていますが、そんな中でもこの笠女郎が家持を思って詠んだ一連の恋歌はとくに現在を生きるわれわれに共感させる切ない思いを持っているように思います。

大伴家持は、正妻の坂上大嬢や若い頃に死んだ妾の他にも多くの女性と恋の駆け引きを演じました。家持は自ら女好きの男であったとともに女性からも好かれるタイプだったようです。そんな家持が、何人かの女性との間に交わした相聞歌が万葉集に載せられています。家持の愛した女性たちには優れた歌い手が連なっていました。家持と相聞の歌を交わした女性としては紀女郎や平群の女などいくつかの名があげられますが、歌の技量の点では笠郎女がもっとも優れています。













(右)伊達もくらん 「ゆらり、ゆらり」F10  80,000円(税別)

夢のみに 見てすらここだ恋ふる我は うつつに見てば ましていかにあらむ    巻十一(二五五三)・作者不詳

【現代語訳】
夢の中だけに逢ってもひどく恋い焦がれる私は、もし貴方に本当にお逢いしたら、一体私はどうなるでしょうか。

【解説】
情熱的な恋歌ですね。恋しい人への想いが激しく伝わってきます。
「ここだ」はなはだしく。(こんなにも)ひどく。「見てば」逢ったならば。「まして」いっそう。もっと。













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(左)大島智子 「いささむら竹」 F6  100,000円(税別)

わが宿の いささ群竹吹く風の 音のかそけき この夕べかも    巻十九(四二九一)・大伴家持

【現代語訳】
私の家の庭のわずかに生えている竹の茂みに風が吹いてきて、いまにも消えてしまいそうな竹の葉のすれ合う音が聞こえる。この夕べのなんと素晴らしいことよ。

【解説】
 日はもう暮れ始め、しだいに闇が訪れようとしている。昼間しきりと聞こえていた鳥の声も止み、あたりは静かさにつつまれ始めた。
 私の家の庭の少しばかりの竹の茂みに風が吹き寄せてきて竹の葉のすれ合う音が聞こえてくる。いままで気づくかなかったが、夕風が少しばかり吹き始めたようだ。この静かな夏の夕暮れと竹の葉の消え入りそうにすれ合う音がなんとも言われぬすばらしさだ。
 いささ群竹。あまり竹を茂らせない趣深くしつらえられた庭を感じさせる。「かそけき」はかそけし(幽けし)の連体形で、音、色、光などが今にも消えてしまいそうなようすをあらわす。
 この「かそけき」を発見し、今にも消え入りそうな竹の葉のすれ合う音に焦点をあてた。そこに美しさ、心の豊かさ、心ふるわせるものを見出だし素晴らしい夕べだと感動している家持の繊細さ、感受性の豊かさに感動する。













(右)甲斐めぐみ 「Waiting for Spring」 10F  80,000円(税別)

桜花 時は過ぎねど見る人の 恋ふる盛りと 今し散るらむ    巻十(一八五五)・作者不詳

【現代語訳】
 桜の花はまだ散るときではないのに、愛でてくれる人がいる盛りのうちにと思って散ってゆくのだろうか。

【解説】
まだまだ盛りのうちに退くというのもひとつの美学というのは、昔からあった身の処し方のようです。
「桜の花は、最も美しい盛りに、今こそと散って行く。だからこそ、余計に心を惹かれるのだ」と、ある意味で「美しさ」の本質を見抜いています。かなり凝った感じ方と云えましょう。桜児の歌にも、此処まで意識的ではありませんが似たような見方が根にあることは確かです。尤も、このような美女の伝説は古く、他にもゆく似た話が万葉集に幾つか見えます。













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(左)林 不一 「舞人(まいびと)」 F10   200,000(税別)

生ける者 つひにも死ぬるものにあれば この世なる間は 楽しくをあらな    巻三(三四九)・大伴旅人

【現代語訳】
生きている者も最後は必ず死ぬのだから、せめてこの世にいる間は楽しくいたいものだ。

【解説】
 大伴旅人(おほとものたびと)の「酒を讃むるの歌」のうちのひとつ。
「生きている者も最後は必ず死ぬ」とはいつの世でも変わらぬ理ですが、万葉の時代の人々はとくに医療などの発達した現在よりも死を身近に感じていたはずです。また、皇族や貴族などでも政争によって命を奪われてしまうことが度々ありました。
 事実、旅人が筑紫に送られてしばらく後、長屋王の変が起こり旅人とも親交のあった旧貴族派の長屋王が藤原四兄弟の陰謀で殺されてしまいます。筑紫行きは旅人の本望ではなかったかも知れませんが、それでもそんな争いに明け暮れている中央(奈良の京)から距離を置いた地にいて旅人は今の世を楽しく生きようと酒に誓ったのかも知れません。













(中)賀川明泉「音のかそけき」F10   150,000円(税別)

わが宿の いささ群竹吹く風の 音のかそけき この夕べかも    巻十九(四二九一)・大伴家持

【現代語訳】
私の家の庭のわずかに生えている竹の茂みに風が吹いてきて、いまにも消えてしまいそうな竹の葉のすれ合う音が聞こえる。この夕べのなんと素晴らしいことよ。

【解説】
 日はもう暮れ始め、しだいに闇が訪れようとしている。昼間しきりと聞こえていた鳥の声も止み、あたりは静かさにつつまれ始めた。
 私の家の庭の少しばかりの竹の茂みに風が吹き寄せてきて竹の葉のすれ合う音が聞こえてくる。いままで気づくかなかったが、夕風が少しばかり吹き始めたようだ。この静かな夏の夕暮れと竹の葉の消え入りそうにすれ合う音がなんとも言われぬすばらしさだ。
 いささ群竹。あまり竹を茂らせない趣深くしつらえられた庭を感じさせる。「かそけき」はかそけし(幽けし)の連体形で、音、色、光などが今にも消えてしまいそうなようすをあらわす。
 この「かそけき」を発見し、今にも消え入りそうな竹の葉のすれ合う音に焦点をあてた。そこに美しさ、心の豊かさ、心ふるわせるものを見出だし素晴らしい夕べだと感動している家持の繊細さ、感受性の豊かさに感動する。













(右)増田晶美 「みていたい。」10号    118,000円(税別)額付き

相見ては 面隠さるるものからに 継ぎて見まくの 欲しき君かも    巻十一(二五五四)・作者不詳

【現代語訳】
離れているときは会いたくて会いたくて震えるのに、実際に会うと恥ずかしくて、相手の顔もまともに見られない。本当はずっと見ていたいあなたよ。

【解説】
三十一文字しかない短い詩句の中に初々しい乙女の仕草が目に見えるようです。恋する乙女の胸の内が、乙女らしいすなおさで表現されています。相手の男性は、会うといつも熱いまなざしで可愛い彼女の顔を見つめたのでしょう。













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(左)本間孝江 「国々の 」F10    80,000円(税別)

国々の 防人集ひ船乗りて 別るを見れば いともすべなし    巻二十(四三八一)・神麻續部嶋麻呂

【現代語訳】
 各国から来た防人(兵士)が集まり、船に乗って子供や妻と別れて出発するのを見ると悲しくなってしまいます。

【解説】
太平洋戦争中、万葉集を懐にしていた若い兵士が多かったという話はよく聞きます。戦場に駆り出された若い兵士たちが戦地で、どんな思いで家族を思っていたか、その苦しみや悲しみ、戦争の不条理はいつの時代も変わりません。見送り人たちの悲しみも如何ばかりかと想像されます。













(中)青木 園 「 桜 」F6    80,000円(税別) 

見渡せば 春日の野辺に 霞立ち 咲きにほへるは 桜花かも    巻十(一八七二)・作者不詳

【現代語訳】
見渡すと春日の野辺に霞が立って、輝くほどに咲き誇っているのは…あれは、桜の花だろうか。
 
【解説】
にほへるは香りではなく彩り鮮やかという意味です。かぐやかなる匂いがするがごとき美しい色と言う事でしょうか。野辺に咲き誇る桜が目にみえるようです。













(右)栗田成己 「潜り抜ける夜」楕円変形10号   50,000円(税別)

ぬばたまの 夜渡る月を留めむに 西の山辺に 関もあらぬかも    巻七(一〇七七)・作者不詳

【現代語訳】
真っ暗な夜空を渡る美しい月を留めておくために、西の山辺に関所でもあればいいものを。
【解説】
西の山辺に関所があったら、月が沈まないように留めておいていつまでも眺めていることが出来るという発想はおもしろいですね。いかに美しい月だったか想像が出来ます。













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(左)松本久美 「夢みし見ゆる」

み空行く 月の光にただ一目 あひ見し人の 夢にし見ゆる    巻四(七一〇)・安都扉娘子

【現代語訳】
大空を渡る月の光で一目だけお顔を見た人を夢に見ました。

【解説】
 安都扉娘子が、月の光の中で一目だけ見た男性に恋をして夢にその相手を見たとの一首となっています。
この時代、夢に人が現れるのはその人が自分のことを深く思ってくれている証だとの俗信がありましたが、この歌の場合は逆に安都扉娘子自身が相手を深く思った結果として夢に相手を見たわけです。
 この時代の女性が夜に出歩くことなどほとんどなかったはずなのでこの歌も虚構の一首か、あるいは夜の戸越しにでも道を歩む姿を見たのかも知れませんが、万葉集の時代にも一目惚れということがあったのですね。













(右)藤倉春日 「つらつら椿」S10   150,000円(税別)

巨勢山の つらつら椿つらつらに 見つつ思はな 巨勢の春野を    巻一(五四)・坂門人足

【現代語訳】
巨勢山のつらつら椿を、その名のようにつらつら見ては賛美したいものだなあ。巨勢の春の野を。

【解説】
大宝元年(七〇一年)の秋、持統天皇が文武天皇とともに紀伊国の「紀の牟婁(むろ)の湯」(白浜温泉)に行幸したとき、同行した坂門人足が詠んだ歌です。
一見、単純に秋に訪れた巨勢山(奈良県)で、春に咲く椿を見てみたいものだと言っているようにも取れますが、この歌も土地誉めの要素が強く巨勢山を賛美することで土地の精霊の加護を受けて旅路の無事を祈る歌なのでしょう。
また、この歌の特色のひとつとして、歌の「調べ(リズム)」の滑らかさは特筆すべきものがあるように思います。
「巨勢山の…巨勢の春野を」、「つらつら椿つらつらに」など繰り返しの技法を使うことで、歌を口ずさんだ時に非常に心地よくすらすらと暗じられるようになっています。

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<archive>「コロナの時代」with/after COVID-19展

2021

『コロナの時代』 with/after COVID-19





巣ごもりの方も。自粛の方も。自宅に居ながら【観る】【予約】【購入】ができます。

☟赤文字をクリックしてください。*展覧会終了後も【閲覧】【購入】ができます。

オンライン展覧会   

会期:2021年2月15日(月)ー2月27日(土)日休

時間:11:00ー19:00(最終日17:00まで)









会場風景

<archive>色の美学・形の詩学 vol.8

2021

色と形で表現された抽象表現の極み

2021年2月1日(月)-2月6日(土)

(左から)

小鶴幸一 「Grid Conposition-LNR」キャンバスにアクリル 850×850×45mm  650,000円(税別)

沼田直英 「原空間」射影空間2021S-RG255  木材合板、アクリル、ウレタン塗装 750×750×150mm  300,000円(税別)

北川順一郎 「崩」アクリル、キャンバス 61×41cm  96,000円(税別)





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(左から)

森 竹巳 「Allusion’21-B1」 アクリル・キャンバス 60×60㎝  180,000円(税別)

森 竹巳 「Allusion’21-Y1」 アクリル・キャンバス 60×60㎝  180,000円(税別)

大島由美子 「i ottusangoli」木材、アクリル絵の具 93×87cm

野原一郎 「赤い園丁」 アクリル、パネル 90×90㎝  300,000円(税別)

 

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(左から)

湯沢悦木 「明日へ」 キャンバス・アクリル  100,000円(税別)

湯沢悦木 「何を思う」 キャンバス•アクリル  100,000円(税別) 

柏木喜久子 「象 -しよう-」 キャンバス•アクリル  F40号  200,000円(税別)

森三千代 「Image of Africa A・B」 キャンバスにアクリル絵の具 B・15号  50,000円(税別)  A・30号 100,000円(税別)





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(左から)

則松正年 「untitle」 アクリル (30cm×30cm)×9ヶ 各30,000円(税別)

青山洋子 「転機」 綿布、アクリリックetc. 36×51cm  50,000円(税別)





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(左から)

大島 進 「明日は絶対やるぞ」と君は言う。いつも「明日は」と君は言う。ならば言ってくれ、ポスツムス!その「明日」とやらは、いつ来るんだ?」

松本安良 「AND-SIDE」 木、アクリル絵の具 70×45㎝  80,000円(税別)





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<archive>Walk the Line vo.6 —線に生きる作家たち—後期

2021

2021年1月25日(月)-1月30日(土)









(左から)

安藤ニキ

「黒い向日葵11」 水性ボールペン、紙 150×100mm 各18,000円(税別)

「黒い向日葵10」 水性ボールペン、紙 150×100mm 各16,000円(税別)

「姉妹」 水性ボールペン・水彩、紙 363×276mm 40,000円(額込み・税別)

「黒い向日葵9」 水性ボールペン、紙 150×100mm 各16,000円(税別)●売約済み

「黒い向日葵8」 水性ボールペン、紙 150×100mm 各18,000円(税別)





吉浦眞琴

「黒い森の手触り」 ハーネミューレ紙、油性インク イメージサイズ195×145mm  額装込み ¥22,000(税込)  シートのみ ¥16,500 (税込)

「爪のある花」 ハーネミューレ紙、油性インク イメージサイズ195×145mm    額装込み ¥22,000(税込)  シートのみ ¥16,500 (税込)





竹谷嘉人

「Pebble」 ジークレー版画 420×594mm 35,000円(税別)









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(左から)

坂東 瞳
「恐るべき午後」  キャンバス、メタルポイント、銀泥、水干、水彩  P20  200,000円(税別)





石井 武志

「Divine Consciousness」 アルシュ極細目に鉛筆  15号  (652×530mm)  350,000円(税別)









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(左から)

原 透

「多元空間11」 ホワイトワトソン紙、鉛筆、木炭、チャコールペンシル
727×606mm(F20)  2021年作  165,000円(税別)





近藤智枝

「奏」 キャンバスに墨と金粉 20P  70,000円(税別)





江波戸裕太
「キセイ体」 和紙、鉛筆 210×297mm   36,000円(税別)





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(左から)

大家泰仁

「影像/鹿のエリア」 水彩紙、鉛筆 515×728mm  90,000円(税別)





富山 恵美子

「Escalera」 ファブリアーノ紙に鉛筆  727×606㎜ (F20)  300,000円(税別)





鎌田りん

「粒 (豊満)」 紙 ボールペン F20 80,000円(税別)





大本幸大

「March of The Saints」 ボールペン、アクリル絵の具、鉛筆 606×727mm 200,000円(税別)









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岡本莉望

「舞ユウ」
ファインペーパーにゲルインクボールペン 545×392mm





安藤 光

「無題 2018052401」 ケント紙、ガラスペン、顔料インク 420×594mm  110,000円(税別)





小倉孝夫

「旅の支度」 ケント紙、水彩、ペン A2版  96,000円(税別)









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清野和正

「瞳の中にある希望2」 ヴィフアール水彩紙 鉛筆 455×379mm  250,000円(税別)





フジタユウコ

「ロンド」 木炭、木炭紙 50cm×65cm  35,000円(税別)









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TOMOYA

「無 題」 金属箔・転写箔・アクリル・合板  Φ666













第1回~第9回「ドローイングとは何か」展にて準大賞および入選者たちの新作を発表します。

【後期】2021.1.25mon-1.30sat
安藤 ニキ (6 ,7, 8, 9)/安 藤 光 (2)/石井 武志 (7)/江波戸裕太 (7, 9)/大本 幸大 (2)/大家 泰仁 (6)/岡崎 莉望 (6, 7)/小倉 孝夫 (7)/鎌田 りん(9)/近藤智恵(9)/清野 和正 (7, 9)/竹谷 嘉人 (3)/富山恵美子 (4)/TOMOYA (5)/原 透 (3)/板 東 瞳 (7)/フジタユウコ (4, 6)/吉浦 眞琴 (6)  ※カッコ内は第(  )回展出品

News

当画廊は以下の感染予防対策に取り組んでおります

スタッフのマスク着用・毎日の体温チェック
密閉空間を避けるための扉窓の開放および換気
入り口にアルコール消毒液、事務所にビニールシートの設置
サイン用ペンの消毒
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感染が一日も早く収束することを心より願いながら、スタッフ一同、感染予防および感染拡大防止に努めて展覧会を開催させて頂きます。

ご来廊されるお客様へのお願い

全てのご来廊のお客様にマスクの着用をお願いいたします。

皆様の健康と安全を確保するため、何卒ご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

<archive>Walk the Line vo.6 —線に生きる作家たち—前期

2021

2021年1月18日(月)-1月23日(土)

第1回~第9回「ドローイングとは何か」展の準大賞および入選者たちセレクト38名の新作を発表します。(前期18名)

(左から)

①近藤平八郎「Leaf unfinished」 鉛筆・ペン・インク 30.6×24.5㎝ 45,000円(税別)

②朝日宜弘「BLISS!」 アクリル絵具・キャンバス S8号(45角) 100,000円(税別)

③赤木美奈「蝋洞」 シナベニヤパネル(表面保護塗膜済) B3(364×515mm) 白墨彫画に彩色 165,000円(税込)

④門谷京子「春待ち日」 紙にカラーインク  257×264mm  85,000円(税別)

⑤中村綾乃「凛」 2020年  ワトソンボードにミリペン  36.4×51.5cm 60,000円(税別)

⑥山田琢矢「凛」 2020年 銅版画ed.1/30  イメージサイズ 38×25cm シート:16.000円(税別) 額付き:27,000円(税別)

⑦井上新之介「Black diamonds」 画用紙、鉛筆、透明水彩  F20号(額装含む) 110,000円(税別)

⑧森本 玄「Industria」 2018年 エッチング・ファブリアーノ紙 40.5×30cm e.d 20  シート23,000円(税別)  額 10,000円(税別)





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⑨小倉信一「王の素描」 鉛筆・墨・木炭・色鉛筆  72×54cm

⑩多田吉民「ときのかぜ」 ボールペン・ケント紙 72.7×60.6cm  50,000円(税別)

⑪細木るみ子「野生の作法/N42 <風の種を探して>」 鉛筆・紙 P10号 70,000円(税別)

⑫河西紀亮「牛骨」 パネルに紙、鉛筆、木炭、水彩  728×515mm 85,000円(税別)

⑬櫻井 健「亀石」 2020年  紙に鉛筆 55×71cm 60,000円(税別)

⑭山村まゆ子「私のなかの鳥Ⅲ」 2018 紙、インク  535×475mm

⑮脇 威志「草結ぶ」 サンフラワー紙 墨・鉛筆・ジェッソ 600×90mm  55,000円(税別)

⑯工藤沙由美「祈りに咽ぶ」 ペン・ケント紙 72×51cm 490,000円(税別)

  

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⑰肥沼義幸「砂の女」 紙にモノタイプ 65×50㎝ 77,000円(税別)

⑱梶谷 令「試 作」 2020年 ケントボードに鉛筆、他  36.4×51.5cm ●売約済み





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【前期】2021.1.18mon-1.23sat
赤木 美奈 /朝日 宣弘 /井上新之介 /小倉 信一/梶 谷 令/門谷 京子/河西 紀亮/肥沼 義幸/工藤沙由美/近藤平八郎/櫻 井 健/多田 吉民/中村 綾乃 /細木るみ子/森 本 玄 /山田 琢矢/山村まゆ子/脇 威志

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