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所在地
渡邊久美子展 ―赤津侃企画『時代の眼』シリーズVol.1―
展覧会名
渡邊久美子展  ―赤津侃企画『時代の眼』シリーズVol.1―
会  期
2012年7月9日(月)~7月14日(土)
時  間
11:00~19:00(最終日17:00まで)
会  場
ギャルリー志門 GALERIE SIMON
東京都中央区銀座6-13-7 新保ビル3F
TEL:03-3541-2511 E-mail:g-simon@bu.iij4u.or.jp

展覧会はパノラマ画像でご覧になれます。


メキシコ壁画に学んだ明解な今日的人物像

 渡邊久美子は若き日メキシコの壁画に衝撃を受けた。1978年から一年間、メキシコ国立芸術院に在籍し、オロスコ、リベラ、シケイロスらの美術革命を学 んだ。油絵から壁画に跳躍し、現状の変革を主張する思想的内容と同時に、人の意識に強烈に訴えかける現実主義的なリアリズムに共感した。「壁画美術家は公 衆の面前で話をするように描かねばならない」と学び、今日的な明解さを前面に出した人物像を描くようになった。
 その人物像の骨組は堅固そのもので、土俗的な直情の伝統と明解な現代性を結合し、脳裏に焼きつくような実在感をもつ。明解なデフォルメとダイナミックな 筆致で形態は凝縮し、圧倒的な量感をもつ彫刻的人物像である。限定した強烈な色彩と大胆な面的タッチで陰影を巧みに導入した強靭なマチエールが視線を吸い 込む。移りゆく時間のなかで瞬時に凝縮したような生そのものの象徴という全体性を生起させる。同時に迫真の現代的ドラマ性も開示されている。
 
 赤津侃・美術評論家

渡邊久美子プロフィール  

1972

武蔵野美術短期大学卒業  

1978

メキシコ国立芸術院で1年間リトグラフを学ぶ  

1979

メキシコシティにて個展(日本大使館主催・日本週間)  

1978

個展(ぎゃらりーくぼた)  

1985

中央美術協会展初入選、以後毎年出品  

2005

第22回中美千葉支部展 千葉県立美術館長賞受賞  

2006

第58回中美展 会員努力賞受賞  

2008

第60回記念展 会員賞受賞  

2009

個展(アートギャラリー銀座)  

他 グループ展多数