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所在地
「天の果実—新たな共生の芸術をもとめてー」vol.3
松井貞文展

展覧会名
松井貞文展 <循環の森>
会 期
2009年10月12日(月)−10月17日(土)
時 間
11:00 〜 19:00(最終日17:00まで)
会 場
ギャルリー志門 GALERIE SHIMON
東京都中央区銀座6-13-7 新保ビル3F
TEL:03-3541-2511

「天の果実  -新たな共生の芸術をもとめて-」序文

『21世紀の芸術をシュタイナーと考える』
昨年ギャルリー志門での安藤栄作・鈴木蛙土二人展の会場で、彼らと画廊主の深井氏とシュタイナーについての話が弾んだことをきっかけに、この連続個展が企 画された。そのときの話題は、ヨーゼフ・ボイスの背後に見えるシュタイナーの思想のこと、その根本に古代から貫かれている自然と人間存在の連続性について の深い経験と思索が横たわっていることなど、とりとめはなかったと思う。しかしその場の4人にとっては、タガが外れたように亀裂の入った世界の奥底から、 漏れ出ることを止められなくなった光のような、夜明けのような希望が感じられた。この感覚は、実はもっと多くの人たちと共有できるのではないか、物質文明 であった20世紀はすでに終ったのだから…。そのような呼びかけに応じてくれた6人の作家の作品は、新たな光の下に置くことによって、これまでとは異なる 世界を開いてくれるだろう。
坂本龍彦氏は徹底して物質としての絵具を発掘して、幻ではない生命を証明しようとする。安藤栄作氏は、木がそのまま霊であった時代の感性を私たちによみが えらせてくれる。松井貞文氏は、からみあう紙と墨の狭間で、宇宙の始まりでもあるイメージの出現に立ち会おうとしている。のはらかずみ氏のステンレスバッ トは、21世紀の額縁として科学の芸術化を暗示する。井坂健一郎氏は、写真という最も20世紀的なメディアが、実は光という最も霊的な力によって世界を写 すものだったことに気づかせてくれる。酒井信次氏の、石、木、紙という素材はそれぞれ、鉱物=大地、天と地の仲介者、人間の技術=薄っぺらな精神という主 題そのものに直結している。これらの私の勝手な印象は、個展会場で、またシンポジウムの中で確認していただければと思う。
(小泉晋弥/茨城大学教授・美術評論家)
会場風景
会場風景(2)
会場風景(3)
会場風景(4)
         09-LH1 182×364cm
       3,200,000円
        09-SE1 122×122cm
        800,000円
(左から)09-SB12 09-SB3 09-SB1
各30×30cm
70,000円
(左から)09-SC1 09-SC2 09-SC3
60×45cm
140,000円
09-SE2(左)09-SE3(右)
91×152cm
各800,000円
作家
アトリエ
アトリエの畑の前で小泉晋弥氏と。



作家略歴
  
1948年生まれ。いくつかの表現形態を経たのち、20年ほど前から和紙による表現に至る。
最近は、土などの自然素材を取り入れた和紙の作品、写真を組み込んだコラージュ作品など新しい試みも見られる。いずれも作品の底を流れる大きなテーマは 「循環(サーキュレーション)」である。音とのコラボレーション、ワークショップ、ブックデザイン、舞台美術なども試みる。スペイン、フランスなど国内外 各地で個展100回以上、グループ展多数
 
   


シンポジウム
  
パネリスト: 小泉晋弥(茨城大学教授・美術評論家)  
テーマ: 『21世紀の芸術をシュタイナーと考える』
 
前 期: 10月3日(土)5:30.pm〜小泉晋弥+坂本龍彦 安藤栄作 のはらかずみ
 
後 期: 10月31日(土)5:30.pm〜小泉晋弥+松井貞文 井坂健一郎 酒井信次
 
懇親会: ビオディナミワインパーティー 各7:30.pm〜
 
※ビオディナミ=シュタイナーが提唱した農法。
化学肥料を使わず月や惑星の動きに合わせて葡萄を栽培する。
 
ワイン選定:深井美子(日本ソムリエ協会認定ソムリエール)
※ビオワインの他に普通のワインもご用意いたしますので飲み比べることができます。
・会場:ギャルリー志門
・定員25名
◎要予約 お申し込み・お問い合わせ 03-3541-2511